これはFukaseの言葉だ。緊急事態が日常と化した、つまりリアルディストピアな様相を呈している2021年現在。日常にこそファンタジーを見るようなこの混沌極まる時代の中で、SEKAI NO OWARIのニューアルバム『scent of memory』はそこに生きる個々人の息吹を照らすようなアルバムを作り上げた。あらためて、その音楽世界や精神性はこのバンドの真骨頂でもある。だからこそ、Fukaseはこうも言う。
「子どもから大人まで歌えるポップスという、SEKAI NO OWARIが最初に決めたコンセプトからブレずに作れたアルバムだと思います」
2020年、SEKAI NO OWARIはデビュー10周年を迎えた。バンドは新型コロナウイルスの影響でさまざまなスケジュールの立て直しを余儀なくされたがしかし、そんな状況にあってニューアルバムに先駆けた新曲をリスナーに届け、さらには7年越しの制作期間を経て作り上げたEnd of the World名義のアルバム『Chameleon』のリリースなど、可能なかぎり精力的な活動を展開。年が明け2021年2月にはリリース延期となっていたデビュー10周年記念した初のベストアルバム『SEKAI NO OWARI 2010-2019』をリリースした。 2枚組でリリースした前作『Eye』と『Lip』以来、2年5ヶ月ぶりとなる本作『scent of memory』はバンドにとって初のコンセプトアルバムであり、タイトルで示されているように、そのテーマは“香り”である。『scent of memory』=“記憶の香り”とは、前述したように、今このときを生きる“個々人の息吹”そのもの、あるいはSEKAI NO OWARIの多様なポップミュージック像を示しているとも言えるだろう。
2020年から2021年にかけてメンバーはどのように音楽と向き合い、『scent of memory』はどのようにして形作られていったのか。そして、このアルバムを体現するツアーも含めて思い描いている未来について。メンバー全員で語り合うこのオフィシャルインタビュー動画を通して、SEKAI NO OWARIの現在地を確認してもらえたら、と思う。
“SEKAI NO OWARI スペシャルインタビュー映像”の本編は、
ニューアルバム「scent of memory」をご購入後、
”オンライン謎解きイベント”への応募をしてご覧ください。